2022/10/14
広島県尾道市 尾道市医師会看護専門学校 防災講演会
横山 恭子(全国講師)
【日 時】令和4年10月4日(火)15:15~16:15
【対象者】尾道市医師会看護専門学校全校生徒、教職員 約120名 【テーマ】災害への備え~いま私たちにできること~
まだコロナ禍であるということで、学校側の要望によりオンライン講座に切り替え、zoomにて講演会を実施しました。
まずはじめに、尾道市の地形や災害リスクを学んでいただくために尾道市総合防災マップを使い、ハザードマップの見方や市の取り組みを紹介しました。
尾道市総合防災マップの特徴でもある「みんなの井戸」と「うちらの避難所」は、教職員を含めてほとんどの人が知らなかったようで、尾道市の新しい発見にも繋がったようです。
「みんなの井戸」(災害時協力井戸)
個人や事業所が所有する井戸を、災害による断水時に限り無償で共有するものです。利用時間・利用方法等は提供者が指定する方法を順守し、生活用水(トイレ・掃除等)に限り利用できる。
※飲み水の提供ではありません
「うちらの避難所」
行政が指定する指定避難所ではなく、地域の皆さんの身近にある集会所等を地域の避難所として登録し、風水害時の避難所として利用するもの。
尾道市総合防災マップ以外にも、防災情報ツールとして、スマートフォンアプリ「尾道防災アプリ」を紹介。
他市から通学している生徒も学校での生活時間が長いためアプリのダウンロードをお勧めしました。
この防災アプリの中には、災害時だけでなく普段から使用できる「救援ブザー」があり、実際に音声を出す実演もしました。災害時だけでなく犯罪に巻き込まれたときや体調不良のときなどにも使用していただける「救援ブザー」は、音と光で近くの人に知らせることができ、マナーモードの時でも音が出ますので助けを呼ぶことができます。そして、その救援ブザーの画面は、110番通報もできる緊急時の救援発信となります。
若い世代だからこそ、スマホやインターネットツールを使って地域の安心安全を増やしてほしい。
坂のまち、階段のまちだからこそ、車が入れないところでの避難・救助・救護活動に元気な力を貸してほしい。いろんな願いをこめてお話させていただきました。