富山県富山市 富山市立岩瀬小学校防災教室 2/4

横山 恭子（兵庫県 防災士）

【日　時】2023年2月4日(土)
【場　所】富山市立岩瀬小学校　体育館
【参加者】岩瀬小学校全児童、保護者、創校150周年記念事業実行委員会（来賓）、自主防災組織、地域住民、PTA育友会：約280名

江戸時代から北前船の港町として栄えていた岩瀬地区にある富山市立岩瀬小学校の創校150周年記念事業「岩瀬っ子防災教室」が、2月4日（土）3、4時間目に授業参観として開催されました。
北前船で栄えた古き良き街並みや、明治時代の2度の大火から復興した火災に強い建築様式などの歴史も織り交ぜ、地域や人を大切にする「防災力」についてお話しました。
子どもたち自身が考え発言する時間を作るためにクロスロードを取り入れ、避難場所と避難所の違いや備蓄の大切さなどを解説し、その流れで非常持出袋の点検を行いました。自分たちに必要なものは自分たちで持っていくことを前提とし、それでも足りないものは自分たちで作ろうと、紙食器作りや段ボールベッドなども体験。
保護者や地域の皆様も一緒に体験することで、学校や子どもたちが発信する新しい防災活動の一歩となりました。
防災教室終了後には、早速、地元の子どもたちが所属するビーチバレーチームから、「避難誘導の看板を作りたい」とのご相談もあり、防災意識の向上がみられたことは、心より嬉しく思います。
これからも自分たちが生まれ育った大好きなまちを守るため、防災・防犯活動に励んでいただけたらと思います。