長野県支部 令和５年度千曲市第４回男女共同参画セミナー講演 2/5

女性の視点から見たニーズとは？
～つながりづくりの大切さ～

防災士・公認心理師　宇野 千登世

　女性の視点は、生活者のニーズ、ケアを必要とする方々のニーズだと考えます。だから、女性の視点を防災に取り入れることは、防災力向上につながることになると考えます。

ケアを必要とする人たち：要配慮者、避難行動要支援者等。要配慮者とは、災害が発生したときに特に配慮や支援が必要となる人を表しています。高齢者、障がいのある方、乳幼児、妊産婦等。
　東日本大震災当時、女性ならではの声があげられない。「私だけが我慢すればよい」「こんなことを言ったら、わがままだと思われるかもしれない。」そんな様々なライフステージに生きる人たちの姿があったと言われています。ですが、それをつながりでサポートした洗濯代行ボランティアやリフレッシュの機会を提供するボランティアもありました。素敵なつながりですね。

【防災・減災】無理のない範囲で、今できる準備を少しずつ行うことが大切だと考えます。
【今、自分ができることは何か。】私自身、問いかけながらご参加くださった皆様と一緒に考えさせていただいた研修となりました。