2022/04/20
長野県支部 大町市立八坂小学校「避難訓練・小中合同引き渡し訓練」に参加
令和4年4月15日、大町市からの依頼により、
避難訓練・引き渡し訓練に「防災士」の立場で参加し、
訓練に対する講評と今後に向けた提案をさせていただきました。
【想定】は、松本平で震度6強の地震発生。
全児童避難(雨天のため校庭→体育館に変更)の後、
山間部である八坂地区内では土砂崩壊発生箇所があるとの情報を受け、
「保護者のお迎えがなければ児童を安全に下校させられない」と判断。
緊急連絡メールで保護者に連絡。
保護者が受付で引き渡しカード記入後、
引き渡しを行い、全員無事に下校させる、
というものです。
私は小学校の訓練に参加いたしましたが、
中学校に兄弟がいるご家庭は、
2㎞離れた中学校と小学校へのお迎えをして下校するという流れでした。
綿密な実施計画のもと、とてもスムーズに訓練が行われ、
児童の皆さんの取り組みも先生の指導に従い素晴らしかったと感じました。
しかし、避難訓練は様々なケースを想定して、
前年の踏襲ではなく、段階的な訓練が必要です。
学校防災行動計画を作成する教職員だけではなく、
保護者や地域の方々(防災士も含め)との
ネットワークの中で展開していくことがとても重要であると、
あらためて学ばせていただきました。
長野県支部としても、本年度は、
「学校防災教育」
という視点から企画中(昨年の意見交換会で提案があり)の
活動計画もある中でのタイミングでした。
今後、会員の皆さんとも認識を共有していきたいと思います。
支部長 大久保隆志
(写真:講評をする大久保隆志支部長)
詳細は、
NPO 法人日本防災士会長野県支部ホームページ
https://www.popotto.jp/bosai_nagano/