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2024/03/30

東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故発生13年追悼 3/9~11

福岡県防災士 天野 時生

2024年3月9日~11日まで、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故13年の追悼と支援金の贈呈に福島県、宮城県、岩手県を周り、復興状況も合わせて確認しました。
9日に仙台駅からレンタカーで宮城県仙台市荒浜、名取市閖上、亘理町の震災遺構や慰霊碑等で追悼し、福島県に入りました。南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町を通る中、帰還困難区域の看板や福島第一原発が見えると緊張感を覚えました。13年前に比べれば帰還困難区域や空間放射線量は減ったものの、国道沿いで1.171マイクロシーベルトの電光掲示を見、未だに避難されている方が2万人を超えている状況から復興への道のりは非常に険しいと感じました。
富岡町で、原発事故発生後も毎年花を咲かせている桜の有名な公園があり、まだ蕾の状態でしたが沢山膨らんでいたのが唯一希望を感じさせました。
10日は岩手県陸前高田市を追悼し、災害支援金の贈呈のため遠野市に行きました。
昨年、東日本大震災チャリティーコンサートがあり、私が防災士としてコンサートの中でお話させていただき、支援金を遠野まごころネットに私がお届けすることになっていました。遠野まごころネットは東日本大震災災害支援活動を災害発生直後から取り組まれて、現在は生業の創出や様々な支援活動を行っています。支援金を届けて釜石市へ。
11日は宮城県気仙沼市、南三陸町、石巻市の震災遺構や慰霊碑等で追悼を行い、災害発生時刻の14時46分には、東松島市野蒜地区の祈念公園にて多くの方々と共に黙とうを行いました。
東日本大震災発生から13年過ぎ、14年目に入りました。災害は町を壊し、何よりも人の心を傷つけます。多くの教訓を我々は学びました。防災士として平時から、命を守る地域防災に取り組み、災害時には一人ひとりに寄り添う姿勢が求められています。今後も大きな災害は必ず来ると警鐘を鳴らしつつ、防災・減災活動に取り組んで行くことを決意した3日間でした。