那珂川市片縄観音堂区サロン主催 7/10

福岡県防災士　天野　時生

　お世話になります。令和５年７月１０日(月)１３時３０分から那珂川市片縄第二公民館にて、防災講座を開催しましたので報告いたします。
　片縄観音堂区サロン主催で会員１２人が集まり、「命を守る～我が家の防災計画の作成」と題してお話ししました。この日は、令和５年豪雨(仮称)の真っ只中で大雨警報が発令されている状況の中での開催でした。通常であれば中止となるところでしたが、担当の方に問い合わせると「こんな日だから開催してほしい」と強く要望され、安全を確認の上、開催することとしました。
　私の居住地域が大きな被害を受けており心配しましたが、市街地周辺は大丈夫なのだろうと車を走らせました。道すがら、土砂崩れや冠水した道路の跡があり、開催場所周辺も川が堤防を越水し、道路に泥が流れ込んでいました。開催場所の公民館のすぐ横は支流があり、よく越水するところですが今回は大丈夫とのことで安心しました。
　講座の冒頭から今日発生した災害の写真から入り、災害復旧活動を今しがた行ってきた私の生々しい言葉に参加者は驚きの声を上げて真剣なまなざしで聞き入っていました。市内の小中学校は休校となり、保護者に連れられて児童も参加し、「貴重で大切な話をありがとうございました」と言われ、恐縮しましたが、緊迫感の中だからこそ伝わる、伝えられることを学びました。通常の生活の中でもこの緊迫感を持って防災の取り組みを行なっていかなくてはならないと改めて実感いたしました。
今後も地域防災に微力ながら取り組んでいきます。