2022/12/01
防災100年えほんプロジェクトへの協力のお願い
ごあいさつ
当プロジェクトの提唱者・実行委員会会長
人と防災未来センター 長 河田 惠昭 氏
親や祖父母が絵本の読み聞かせをすると、途中で「どうして？なぜこうなるの？」と子どもや孫たちから尋ねられますが、その質問を通して子どもの心を育む大切なコミュニケーションが生まれます。また、子どもたち自身で考える力や自分で考えを述べる力など学びの力を楽しみながら伸ばすことができます。もともと絵本は幼児教育の主要な教材であり、最近の研究では、大人が人生を再考するのに好材料であることもわかっています。
何かを日常の会話で「語り継ぐ」ことは普通の習慣であり、絵本の題材で知らないことを知るようになり知恵がつきます。防災について「語り継ぐ」絵本を活用すれば、大人も子どもも災害について賢くなり、日常の習慣となっていざというときに役に立ちます。
「災害に勝つというのは勇気がいること」。勇気がないから挑戦できないということではなく、立ち向かっていくという心構えが防災にはとても必要であり、そういう心も絵本を通して伝えたいと考えています。
このプロジェクトを100年継続させ、災害に強い人を一人でも多く育てていくためには、皆さんお一人おひとりのご支援ご協力が必要となりますので、是非、よろしくお願いいたします。