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2022/03/17

大阪大学大学院人間科学研究科・SSI・RICCCと協定を締結

特定非営利活動法人日本防災士会(室﨑益輝理事長)は2月14日(月)、「災救マップを活用した災害時協力に関する協定」を、大阪大学大学院人間科学研究科(臼井伸之介研究科長)、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)(堂目卓生SSI長)、一般社団法人地域情報共創センター(RICCC)(小島誠一郎代表理事)と締結しました。この4者連携により、避難所の開設状況、混雑状況、電気・水道・ガス・通信といったインフラ稼働状況をWebアプリ「災救マップ」により迅速に伝える体制を整えていきます。

◆ 災救マップとは
「災救マップ」は「未来共生災害救援マップ」の略称。避難所情報を共有するためのウェブ情報システム。寺社などの宗教施設と学校や公民館などの指定避難所や緊急避難場所を合わせ約30万施設を集約、インターネット上で公開しています。スマートフォン、タブレット端末、ノートPCなどのブラウザーで避難所施設の開設状況、混雑状況、インフラ稼働状況などを発信・共有できる仕組みです。

災救マップ

避難所を開設・運営し、時々刻々と変わる避難所の状況を役所の対策本部および市民に通知する、これらをすべて自治体職員だけで対応するのは非現実的です。大災害時には自治体職員も被災したり、道路が寸断されたりして避難所まで行くことができないという事態も起こっています。そのような状況も想定して、今回の協定では、災救マップを活用して避難所の情報を共有する仕組みを整えていきます。頻発する災害の「経験」と、南海トラフ・首都直下型地震等への「備え」の共有の流れが加速することが期待されています。

「災救マップ」の説明会、アプリ利用の研修会を開催いたします。日程が決まりましたら HP、会報誌で、また各都道府県支部に連絡いたします。また、支部毎に研修会を開催することも可能ですので、事務局にご相談ください。