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2024/02/04

理事長メッセージ「能登半島地震から1ヶ月」

2024年2月4日
日本防災士会理事長 室﨑 益輝

震災後1か月が経過しました。

全国の支部の皆さん、防災士の皆さんから大きな支援をいただいています。防災士会ならではのスクラムを組んだ温かい支援が、財源面と人材面の両方で展開することが出来ています。支援と励ましをいただいた防災士の皆さんに、心からの感謝の気持ちと連帯のメッセージを送らせていただきます。

更なる大きな人的支援が求められています。

被災地の状況は極めて深刻です。広域避難が進み仮設住宅の建設が始まったといえ、いまだに多くの被災者が取り残されており、生活と地域の再建にはボランティアが寄り添う人的支援が欠かせません。避難所や仮設住宅の支援はもとより、在宅避難者や個別避難者の支援、子どもたちや高齢者の支援など、長期かつ多様な支援が求められています。

防災士会ならではの支援活動が欠かせません。

石川県、新潟県、富山県、福井県の防災士の皆さんは、被災地の先頭に立って活躍されています。加えて長野県支部は、持続的に会員を被災地に派遣され、石川県支部と連携した支援活動を展開されています。この防災士会ならではの組織的かつ専門的な支援活動の輪を大きく広げなければならないと思っています。被災地が防災士会を求めているからです。

石川県支部と連携した人的支援をさらに強化します。

防災士会は最も支援を必要とする石川県支部との連携を基本にしています。全国の支部と会員の皆さんには、石川県支部と連絡を取り合いその隊列に加わって、被災地に寄り添った支援活動を推進していただくようお願いします。特定の支援者の疲労の蓄積を防ぐためにも、全国規模の支援の輪が必要です。とりわけ、首都圏や中部圏さらには近畿圏からの支援をお願いします。

出来ることをできる形で多様な支援をお願いします。

むろん、現地での支援活動だけが支援でありません。石川県支部と連携することだけが支援ではありません。それぞれの属する行政や中間支援組織との連携も大切ですし、地元での街頭募金活動や意識啓発活動も大切です。防災士の皆さんは、防災士会としてのチームプレーを基本にしつつ、被災地と被災者の支援に取り組みましょう。